メンマ(飯をとめないで より)

飯をとめないで WEB


メンマというと、どうしてもラーメンの具を思い浮かべがちだけど、ご飯の友としてもしっかり活躍していると思う。ただ、ご飯と一緒に食べるメンマはラーメンの具のメンマよりも味が濃いような気がする。もしかしたら、ラーメンの場合はスープのしょっぱさのせいで味が薄く感じるのかもしれないけど…。
自分は、極端に太いメンマよりもごく普通の感じのメンマの方が好感が持てる。
硬過ぎず、あんまり筋張り過ぎていないメンマ。
でも、ぷきっとしたちょうどいい感じの繊維の存在が感じられるあるメンマが好きだ。
ゴマ油と醤油と、あと何かを加えたような甘辛い感じの味付けでご飯がすごく進む。
ラーメンの具のメンマも悪くないけど、ご飯と一緒に食べるメンマもまたたまらなくおいしい。柔らかめな繊維の歯触りが後を引いて止まらなくなる。
この繊維の一本一本に、味がじんわりとしみ込んでいる感じ…これはもう病みつきになるしかない。
それにしても、どうして「割り箸を煮たらメンマになる」…なんていう噂を人は信じてしまうのだろう。そんな自分も実際にはあり得ない事だとわかっているけど、48時間くらい煮込んだら奇跡が起きてメンマになるんじゃないか…なんて心のどこかで否定しきれない。なんというか、夢のある良い話…でもないか。でも、割り箸を煮たら味は確かに染み込みそうな気はする。割り箸に味を染み込ませてどうするんだってツッコまれそうだけど。…本当、どうするんだろ。

それから、穂先メンマの存在も忘れてはいけない。これはどっちかというとご飯の友がメインというイメージが自分の中では強い。少しピリッとしていて、そしてやっぱりごま油の香りもきいていてご飯の友にぴったりだ。穂先だから柔らかくて少し繊細な感じなんだけど、でもちゃんと繊維の食感はわかるおいしさ。
このピリ辛味はやっぱりラー油だろうか…なんてぼんやり考えつつご飯の上にのせて食べたい。ラー油が実に良い仕事をしてくれていて嬉しくなってくる。
しかし、穂先メンマはどうしてラーメンの具じゃなくてご飯の友としてやっていこうと思ったんだろう…。もしかしたら、白髪ネギがラー油で味付けされてラーメンの具として大活躍しているからだろうか。個人的には白髪ネギと一緒にラーメンの具になっても良いし、ご飯の友になっても良いと思うけど…。白髪ネギだって、ピリ辛の味付けだったらご飯にも合いそうだ。お店によっては、サイドメニューにご飯に白髪ネギをのせた「ネギ丼」なんて物もあったりする。穂先メンマがたまにラーメンにのっている事があったとしても、何ら驚くことはないのだ…とは言っても、やっぱり穂先メンマはご飯と一緒に食べたい…。

ご飯がラー油でオレンジ色に染まるのも悪くない!そのオレンジ色の部分だけ穂先メンマなしで食べてみてもピリ辛味でやっぱりおいしい。うん、やっぱり穂先メンマにはご飯だな。間違いない。
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